Spring bootプロジェクトを起動してみる。(とりあえず文字列を表示する編)
はじめに
Spring bootプロジェクトの作成までを前回の記事のテーマにしていました。
今回は、その先のアプリケーションとして起動し、文字列を返す処理まで作成しようと思います。
起動
Springbootアプリケーションとして起動するのであれば、「パッケージ・エクスプローラー」内のフォルダを右クリックし、「実行」→「Spring boot App」を選択してください。
とりあえずコンソールにこんな感じで表示が出ると思います。
ただこれだと特に何も返してくれないので、文字列を返すための処理を作成します。
gradleへの依存関係追加
build.gradleファイルを開き、dependenciesに以下を追加してください。
implementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-web'
SpringbootをWebで起動するために必要なものになります。今回はこういう形で追加しましたが、Spring Initializrで依存関係に追加できるので、何を使うのかある程度決まっているのであれば、作成の段階から追加しておいたほうが面倒じゃないです。
返す処理の作成
いわゆるMVC(Model, View, Controller)のControllerですね。
MVCって言うのはまあ簡単に言えば、Viewとは外面の話、Modelはデータなどの中身の話で、Controllerはそれらを制御してる、位に思っていただければ良いです。
ServiceクラスっていうのはControllerから受け取った指示に基づいて色々とデータの出入力や加工を行ってくれるというものになるんですが…。今回はなんとなくでいいです。
とりあえず今回はControllerを作成します。ここで適当に受け取った指示に基づいて文字列を返しましょう。
後々のことを考えて、contentsapp以下にcontrollerというパッケージを追加します。 そのパッケージ配下に「TestController」というクラスを作成します。
ちなみに、フォルダを右クリックし、「新規」から何を追加するのか選択できます。
TestControllerの中身はとりあえずこんな感じにします。
package ex.output.contentsapp.controller; import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping; import org.springframework.web.bind.annotation.RestController; @RestController public class TestController { public String helloworld = "Hello World!"; @RequestMapping("/") public String init () { return helloworld; } }
お馴染みのハローワールドです。なんでハローワールドなんでしょうね?
これでもう一度起動し、http://localhost/8080/にアクセスしてみます。
とりあえずこんな感じで文字列が返ってきていればOKです。
終わりに
次回は、ソースをgithubにリポジトリ作成してみるところをやってみようと思います。どうせなら使ったことのないgithub organizationにリポジトリ作成を試してみます。